お客様から厳しい口コミやクレームが届き、返信文を考えるだけで時間がかかっていませんか?
すぐに返信したいと思っても、感情的な文章にならないか、謝りすぎていないか、店舗の責任をどこまで認めるべきか迷うことがあると思います。
このようなときに役立つのが、ChatGPTなどの生成AIです。
発生した内容と店舗の対応方針を正しく伝えると、落ち着いた返信文の下書きを短時間で作れます。
この記事では、飲食店のクレーム返信をAIで作る手順と、状況別の例文、そのまま使えるプロンプトを紹介します。
AI活用の基本から確認したい方は、
をご覧ください。
クレーム返信で大切な4つのポイント
クレーム返信は、反論するための文章ではありません。不快な思いをされたお客様へ向き合い、事実を確認し、今後の改善を伝えるためのものです。
1.最初に不快な思いをさせたことへお詫びする
まずは、来店や購入に対するお礼と、不快な思いをさせたことへのお詫びを伝えます。
事実確認が終わっていない段階では、すべての責任を断定するのではなく、「ご不快な思いをおかけし、申し訳ございません」のように、お客様の体験に対して謝意を示します。
2.クレームの内容を具体的に受け止める
どの部分に不満があったのかを文章に入れます。「貴重なご意見ありがとうございます」だけでは、定型文に見えてしまいます。
例えば、料理の提供が遅かった場合は「長時間お待たせしてしまったこと」、接客に問題があった場合は「スタッフの対応でご不快な思いをさせたこと」と、内容に触れましょう。
3.確認したことと改善策を伝える
店舗で確認できた事実と、実施する改善を簡潔に伝えます。
「スタッフへ注意します」だけではなく、「提供手順を見直す」「営業前のミーティングで接客基準を再確認する」など、具体的な行動を書くと誠意が伝わりやすくなります。
4.最後にもう一度お詫びを伝える
返信の最後は、改めてお詫びを伝えて締めます。再来店をお願いする場合も、強く求める表現は避け、「改善に努めてまいります」のように丁寧にまとめます。
AIでクレーム返信を作る5ステップ
ステップ1:お客様の指摘を整理する
最初に、クレームの内容をそのままAIへ入れるのではなく、要点を箇条書きにします。
- 来店した日時
- 指摘された料理やサービス
- お客様が不快に感じた点
- 店舗で確認できた事実
- すでに行った対応
⚠️氏名、電話番号、予約番号などの個人情報は入力しないでください⚠️
ステップ2:店舗の対応方針を決める
AIへ依頼する前に、店長や責任者が対応方針を決めます。謝罪のみを行うのか、返金や交換を案内するのか、直接連絡をお願いするのかを明確にします。
AIは文章を作れますが、店舗としての判断はできません。
ステップ3:AIに返信の下書きを作ってもらう
クレームの要点と対応方針をAIへ伝え、丁寧で短い返信文を作ってもらいます。「言い訳をしない」「事実が分からない部分を断定しない」などの条件も加えます。
ステップ4:店長が事実と表現を確認する
AIが作った文章に、実際には行っていない改善策や、確認できていない事実が入っていないか確認します。
返金、補償、食中毒、アレルギー、けがなどに関する内容は、AIの判断だけで返信せず、必ず責任者や必要な専門窓口へ確認してください。
ステップ5:できるだけ早く返信する
内容を確認できたら、放置せずに返信します。ただし、急いで不正確な返答をするよりも、「現在、店舗で状況を確認しております」と一度伝え、確認後に正式な回答をするほうがよい場合もあります。
そのまま使えるクレーム返信作成プロンプト
次の文章をコピーし、【 】の中を実際の内容に変更してください。
あなたは飲食店のお客様対応責任者です。 以下の情報をもとに、クレームへの返信文を作成してください。 【クレームの内容】 ・お客様からの指摘:【ここに要点を入力】 ・来店日時:【分かる範囲で入力】 ・店舗で確認できた事実:【ここに入力】 ・店舗の対応方針:【謝罪、再教育、手順改善など】 【作成条件】 ・最初に来店へのお礼を伝える ・不快な思いをさせたことへ謝罪する ・言い訳や反論をしない ・確認できていない事実を断定しない ・実施する改善策を具体的に入れる ・丁寧で自然な日本語にする ・200文字程度にまとめる ・最後に改めてお詫びを伝える ・返金や補償を勝手に約束しない
状況別のクレーム返信例文
料理の提供が遅かった場合
この度はご来店いただき、誠にありがとうございました。
せっかくお越しいただいたにもかかわらず、料理の提供まで長時間お待たせし、申し訳ございませんでした。
店内の連携と提供手順を改めて確認し、混雑時にも状況をご案内できるよう改善いたします。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
スタッフの接客態度を指摘された場合
この度は当店をご利用いただき、ありがとうございました。
スタッフの対応により、ご不快な思いをおかけしましたことをお詫び申し上げます。いただいた内容を店舗で共有し、挨拶や言葉遣いを含めた接客基準を再確認いたします。
今後、同じことが起こらないよう指導を徹底してまいります。
料理の味や温度を指摘された場合
この度はご来店いただき、誠にありがとうございました。
お料理を適切な状態で提供できず、ご期待に添えなかったことをお詫び申し上げます。調理工程と提供前の確認方法を見直し、品質を安定させられるよう改善に取り組みます。
率直なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
事実確認に時間が必要な場合
この度は当店のご利用に際し、ご不快な思いをおかけし申し訳ございません。
いただいた内容について、現在、当日の状況を店舗で確認しております。
確認ができ次第、改めてご連絡いたします。
お時間をいただき恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
避けたいクレーム返信の例
お客様へ反論する
「当店ではそのような対応はしていません」「ほかのお客様からは好評です」と反論すると、問題が大きくなる可能性があります。事実と異なる内容が含まれている場合も、公開の場で感情的に争わず、確認できた内容を冷静に伝えます。
定型文だけで終わらせる
すべてのクレームへ同じ文章を使うと、内容を読んでいない印象を与えます。AIで下書きを作る場合も、お客様が指摘した点を一つは具体的に入れましょう。
できない約束をする
「二度と起こしません」「必ず返金します」など、確実に実行できないことを文章に入れてはいけません。改善策は、店舗で本当に実行する内容だけにします。
AIを使うときの注意点
個人情報を入力しない
お客様の氏名、電話番号、メールアドレス、予約番号、決済情報などはAIへ入力しないでください。必要な部分だけを匿名化して使います。
重大な問題はAIだけで判断しない⚠️
食中毒の疑い、異物混入、アレルギー、けが、金銭補償、法的な主張が含まれる場合は、通常の口コミ返信と同じ扱いにしないでください。責任者へ報告し、社内ルールや必要な専門窓口に沿って対応します。
返信後に店舗の改善まで行う
丁寧な文章を送っても、現場が変わらなければ同じクレームが発生します。
返信内容と改善策をスタッフへ共有し、実施できたか確認するところまでがクレーム対応です。
まとめ
AIを使えば、時間のかかるクレーム返信の下書きを短時間で作れます。
- お客様の指摘と店舗で確認できた事実を分ける
- 店舗の対応方針を先に決める
- AIに丁寧で短い下書きを作ってもらう
- 店長が事実と表現を確認する
- 返信だけで終わらせず現場を改善する
AIは、謝罪や改善の判断を代わりに行うものではありません。
文章作成の負担を減らし、店長が事実確認やスタッフ教育に時間を使うための補助として活用してください。
どんだけAIが普及したとしても、最後は人です。
飲食は人ありきの仕事。
これからどんどんAIが活躍するようになっていき、飲食店の人員はどんどん削られていくと思いますが、上手くAIと人の考えを合わせてやっていければともいます。
通常のGoogle口コミへの返信を効率化したい方は、
Google口コミの返信をAIで作る方法|飲食店向け例文付き
もご覧ください。
次回の予告!!
次回は「飲食店のLINE配信文をAIで作る方法」について、集客につながる文章の作り方と、そのまま使えるプロンプトを紹介します!
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